構造変更を伴う新車登録が天下のホンダ技研の力を持ってしても難航して、新車がディーラー到着しても何日間も購入自体が危ぶまれる状況が続きました。
しかし、ホンダの枠を超えて特殊車両のメーカーさんなども連携してやっとこさ、新しい精密機械用のチャーター車両として、ホンダのN-Boxカスタムターボ スロープ仕様が納車されました。
構造変更によって4ナンバーで事業用の黒ナンバーです。
精密機械輸送のお客様には、従来の旧型N-Boxでの対応と同等の輸送環境を提供できるようになりました。
それ以上にホンダセンシングを装備した車になったことでの事故回避能力のアップで安全輸送に貢献させて頂けます。
一般的に5ナンバーが4ナンバーになると税金とかお得なんでしょ?
そのために構造変更してないの?
と言われる場合もあるのですが、とんでも無い話で、N-Boxの構造変更は、経費面では大損なんですよ。
重量税だけが乗用から貨物になって多少安くなっても、軽自動車だから元々ただ同然な重量税。そんなの少し安くなっても、それではお得とは言えないほど経済的負担が大きくなるのが構造変更してN-Boxを購入する道なのです。
一般の人はくれぐれもお得だと勘違いして構造変更なんて考えないことです。
- まず、任意保険が私の等級の場合で年間で3万円程度で済むはずが、15万程度までアップします。
- リアシートとリアシートベルトは取り外しますので、軽としては高級なリアシート分のお金が新車価格から無駄になります。
- ホンダトータルケアの優れたロードサービス系の得点が無くなります。
- ホンダ独自のガラス破損の無料対応が無くなります。N-Boxのフロントガラスは飛び石で破損すると13万円くらい必要なので、これが有料になるってことは車両価格が13万円高くなったのと同然です。(私は年間1回は割れるので)
- 初回の車検が2年に短縮されるので、ホンダのお得な車検までの点検パックも入れなくなります。
- ホンダの延長保証にも加入できなくなります。
こんな感じで構造変更は経済的に良い事はナッシング。
あくまでも精密機械を悪天候でもホロ付きのパワーゲートよりは安心して輸送できる設備として導入したものです。
コメントをどうぞ